「転職しようか、それとももう少し今の会社で粘るべきか」。この相談を寄せてこられる方は、たいてい答えをもう半分は決めています。決めきれないのは、選んだあとの景色が見えないからです。
キャリアパススプレッドは、その「見えない部分」を6つの角度に分解するための展開法です。現状・強み・周囲の評価・機会・障害・長期の展望。この6つを一度に並べると、いま自分の背中を押している力の正体まで見えてきます。焦りなのか、それとも実際に開いている機会なのか。

あなたの職場における現在の立場と状態
仕事で発揮できるあなたの才能と核心的な競争力
同僚や上司からの評価と期待
訪れるチャンスとキャリア発展の方向性
克服すべき困難と注意すべきポイント
キャリアの長期的な方向性とアドバイス
4枚目(機会)と5枚目(障害)は必ず並べて読んでください。片方だけを見ると「チャンスがある」「無理そうだ」という感想で終わってしまいます。この2枚が同じ方向を指しているときは、動き出しても足を取られにくい時期。正面から食い違っているときは、準備をもう一段そろえたいサインとして読みます。
3枚目の「周囲の評価」は、この6枚でいちばん取り違えられる位置です。ここに剣の5が出ると、返ってくる言葉はだいたい決まっています。「やっぱり煙たがられてるんですね」。そこで根拠を伺うと、出てくるのは半年前の会議で一度企画を止められた記憶ひとつ、だったりします。この位置が映しているのは「あなたへの実際の評価」というより、「あなたが評価されていると思い込んでいる像」のほうです。剣が並んだからといって職場で嫌われている、とは限りません。
状況は動きはじめているのに、どこから手をつければいいか分からない。この6枚が効くのはそういう場面です。転職を考えはじめた方、部署異動を打診された方、独立の資金を計算しはじめた方、評価面談の結果に納得がいっていない方。絡んでいる要素が多いほど、位置を分けて置いた効果が出ます。
反対に、「明日の面接、受かりますか」のような一点勝負には重すぎます。6つの位置がそれぞれの角度から喋りはじめるので、知りたかった一行がかえって埋もれる。この手の問いは1枚引きか、時間の流れだけを追う過去・現在・未来スプレッドのほうが素直に読めます。
面接の前夜に開く展開法ではない、と考えていただければ近いです。
転職先AとBを見比べたい、というときも別の展開法へ。この6枚が見ているのはあなたのキャリア全体で、選択肢どうしを突き合わせる作りにはなっていません。AとBのあいだで止まっているなら、それぞれの先を並べて置ける選択の分かれ道スプレッドのほうが答えが出ます。
悩みの中身が特定の上司や同僚との関係に絞られている場合も、6枚は遠回りです。人と人のあいだを見るなら、二人の関係スプレッドのほうが早く着きます。
メーカー勤務5年目の方が、もう答えは出ているという書きぶりで「今の会社にいても伸びしろがない気がする」と切り出されたことがあります。
1枚目に停滞、2枚目には人をまとめる才能のカード。ここまではご本人の自己認識どおりでした。読みが動いたのは3枚目で、周囲の評価はご本人の見積もりよりずっと高く出ています。伸びしろを潰していたのは環境というより、自分の現在地を低いところに置いたままの目盛りのほうかもしれない。そういう線が見えてきます。
4枚目の機会は社内、5枚目の障害は「自分から手を挙げない癖」。6枚目は、外に出るより先に今の場所で一度手を挙げてみる方向を示していました。結果として、その方はまず社内公募に応募されています。転職ありきで届いたご相談が、逆の結論で終わることは珍しくありません。
状況が変わっていないのに引き直すのはおすすめしません。同じ問いを短期間で繰り返すと、そのうち「気に入ったカードを採用する」作業に変わってしまい、最初の1回まで信じられなくなります。引き直す合図はカードではなく事実のほうです。面接を受けた、上司と話した、条件が提示された。そこで初めて6枚は別の並びを見せます。
読みます。ただしこのスプレッドの5枚目(障害)に逆位置が出た場合は、「障害が弱まっている」と読むこともあれば「障害が水面下に潜っている」と読むこともあり、他の5枚との関係で判断します。逆位置だけを取り出して吉凶を決めることはしません。
大丈夫です。位置の意味はこちらで表示しますし、6枚をどう繋ぐかはAIの水月優奈が引き受けます。ただ、まず流れだけ掴めれば十分ということでしたら、3枚の過去・現在・未来スプレッドから入るほうが肩の力は抜けます。
どちらも要りません。鑑定料はいただいていませんし、引ける回数にも上限はありません。登録画面を挟まず、このページからそのまま始められます。