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ソードの10の意味|正位置・逆位置
意味

ソードの10の意味|正位置・逆位置

22分2026年6月13日

背中に刺さった剣のうち、人を倒したのは一本だけです。残りの九本は、あとから付け足された言葉のようなもの。ソードの10の解釈がいちばん狂いやすいのはここで、十本の刃を見た人は「災いが十倍大きい」と思い込んでしまう。けれどこのカードが本当に測っているのは、起きた出来事そのものと、そのあと自分の頭が何度も傷口を刺し直してきた量との差なのです。ソードの10はタロットにおける「どん底」の絵柄でありながら、その絵が見せる陰惨さよりもずっと具体的で、ずっと生き延びやすい場所を指している。地平線には、ちゃんと一筋の朗報が描き込まれています。

東京でライダー・ウェイト・スミス版を読んでいた十数年のあいだ、お客様がいちばん身構えて持ち込んでくるマイナーアルカナがこれでした。スマホのアプリ占いで見た、「ソードの10 意味」で検索した、そして最悪を覚悟して相談に来る。だからこのページでは「裏切り」という見出しの先まで踏み込みます。象徴を細かく、正位置と逆位置(逆位置が朗報なのかどうかも含めて)、このカードがあなたの取るべき行動を変える三つの領域、よく出る組み合わせ、そしてほかのどのガイドも正面から問わないこと――この痛みのどこまでが本物の損傷で、どこからがあなたの頭が「全部だめだ」に膨らませたものなのか、を扱います。


クイックアンサー

ソードの10は、痛みをともなう完全な終わり――ある試練のいちばん低い地点を意味します。裏切り、消耗、崩壊をともなうことが多く、そのあとにはもう本当にこれ以上ひどいことは残っていない。正位置では最悪はすでに起きており、地平線の夜明けがこのカードの静かな約束です。逆位置はほとんどの場合、回復と最悪の引きどきを指しますが、終わるべきものを終わらせまいと抗う意味になることもあります。イエス/ノーで言えば、正位置はノー寄り(あるいは「この章は終わった」)、逆位置は回復が始まりかけた、もろいイエス寄りです。


基本情報

項目内容
カード名ソードの10(Ten of Swords)
スートソード(剣)
アルカナマイナーアルカナ
エレメント
術対応双子座の太陽
イエス/ノーノー(正位置)/もろいイエス・「回復中」(逆位置)
正位置のキーワード痛みをともなう終わり、どん底、裏切り、崩壊、消耗、決定的な区切り、最悪が過ぎたこと
逆位置のキーワード回復、解放、癒やし、生還――あるいは避けられない終わりへの抵抗、埋めた傷

カードの絵柄と象徴

ソードの10の象徴を描いた水彩画:一列に並ぶ十本の剣、黒から金へと変わる地平線、波ひとつない静かな水面、祝福のしぐさのそばの赤いマント。
象徴を並べて見ると、一本の本物の剣とその九本の反響こそが、このカードの本当の意味を担っていることが分かります。

男が水際の裸の地面にうつ伏せに倒れ、背骨に沿って十本の剣が背中に突き立てられています。頭上の空は真っ黒。前方の水面は平らで、波ひとつない。そして地平線、黒い空の下には黄色い帯――沈もうとしているのか、昇ろうとしているのか分からない太陽。赤いマントが下半身を覆っています。

どの人気ガイドもこれらの要素は説明します。けれど、それらが互いに何を言い争っているかまで読む人は少ない――このカードは、意図的に並べられた矛盾でできているのです。

十本の剣――なぜ「多すぎる」ことが効いてくるのか

カード全体の読み方を決めるのに、たいていの人が読み飛ばす一点があります。剣が十本というのは多すぎる。背中に一本刺されば男は事切れる。十本という数に達するのは、決着がついたあともずっと何かが刺し続けたときだけです。

心と言葉を司るスートにあって、その「過剰さ」は一つの診断です。一本目の剣は出来事――裏切り、喪失、実際に起きたこと。残りの九本は、心が傷口に戻り、再生し、語り直し、もう傷つける余地がなくなるまで上塗りしていくこと。お客様に「傷そのもの」と「その上に組み立てた物語」の違いを感じてもらいたいとき、私はこの本数を指します。次の節では、その本数を実際に使っていきます。

黒い空と黄色い地平線

カードの上半分はタロットでいちばん暗い空です。それが水際でぱっと明るくなる。あの帯が夕暮れなのか夜明けなのかは本当に解釈の分かれる問いで、私はあえて決着のつかないものとして読みます。終わったばかりの出来事の側から見れば日は沈んでいく。これから来るものの側から見れば昇ってくる。男がまだ顔を向けて見ていないからこそ、カードはこの問いを宙づりにしている。夜明けは本物で、しかしまだ彼のものではない――この隙間こそがこのカードの感情の中心です。

静かな水

倒れた男の前で、海は完璧に凪いでいます。これが、手前の数札からソードの10を分ける目印です。ソードの3は刃が入る瞬間。ソードの9は眠れぬ夜、心がぐるぐると回り続けている。10に来るころには、その回転が止まっている。水が平らなのは戦いが終わったから――もう抗う相手がいないのです。お客様はよくこの手触りを口にします。鋭い痛みのあとの妙な平坦さ、抑うつと取り違えてしまう麻痺。でもそれは、決着した終わりのあとに来る静けさなのです。

赤いマントと手

男の下半身にかかった赤いマントは、まだ消えきっていない生命の名残です。右手は祝福の印に折り曲げられている――司祭が祝福のときに作るしぐさです。どん底にあってもなお、このカードは墜ちることのなかに何か神聖なものを抱いている。終わりは尊厳を保っていて、ただ受難しているだけではない。これは、いちばん恐ろしいマイナーアルカナの絵に隠された小さな慈悲です。男は壊れているけれど、汚されてはいない。


ソードの10 正位置の意味

正位置のソードの10は、ある下降のいちばん底です。何かが完全な終わりに達した――そしてその「完全」がもたらす安堵こそ、このカードの評判が覆い隠している部分なのです。

正位置のコアキーワード

  • どん底 ―― ある試練のいちばん低い地点。もうこれ以上下がない
  • 痛みをともなう完全な終わり ―― 元の形では二度と開かない区切り
  • 裏切り ―― 信じていた相手に背中から崩される感覚
  • 崩壊と消耗 ―― 持ちこたえすぎた末に、心身が音を上げる
  • 最悪が過ぎたこと ―― この源からはもう何も恐れることがない、という陰鬱な安堵
  • 強いられた終わり ―― 選んだわけではないが、もう否定しようのない終わり

正位置の踏み込んだ解釈

正位置のソードの10について私がいちばん役に立つと思うのは、これが「何かが来る」という警告であることはまれだ、ということです。ほとんどの場合、すでに着地した何かを描写している。お客様が「これから何が起きますか」と尋ねてこれを引いたとき、私はそっと言い換えます。これは予報ではなく報告書なのだ、と。あなたが尋ねたその状況において、最悪はもう起きたか、いま起きている。

この言い換えで感情の重さが変わります。問いが「どこまで悪くなるのか」から「底に着いたいま、何をするのか」へと移るからです。底は、逆説的に、立つには安定した場所です。床からは落ちようがない。占いに持ち込まれる苦しみの多くは「これ以上どれだけ悪くなるのか」という恐れですが、ソードの10はその恐れに直接答える。これがいちばんひどいところで、もう怯えなくていい、と。

古典的な正位置の読みは裏切りです――浮気した相手、手柄を横取りした同僚、打ち明け話を漏らした友人。背中から刺された絵柄は文字どおりで、傷は後ろから、警戒していなかった相手から来た。けれど、すべてのソードの10が裏切りではありません。死にかけた状況を意志の力だけで支え続け、その下敷きになって崩れることもある――二年前に辞めるべきだった仕事、燃え尽きるまで広げすぎた企画。どちらでもカードは同じ顔をしている。違うのは、剣を刺したのが誰か、です。

ある年の早春、「間違って死神を引いてしまった」と思い込んだお客様が来られました。彼女が言っていたのはソードの10のことでした。一年かけて見ないふりをしてきた警告のあと、共同事業が破綻していた。彼女は私に「まだ修復できる」と言ってほしかった。私は、このカードは底を予言しているのではなく確定しているのだと伝えました。あの形での事業はもう終わっていて、仕事は救出ではなく立ち上がることだ、と。セッションの終わりには、彼女は懇願ではなく計画を立てていました。それが正位置のソードの10の本当の仕事です――もう決着した現実との交渉を終わらせること。

避けるべき罠は、これを「まだ進行中の災い」として読むこと。これは余波であって、ドラマはもう過去形です。


ソードの10 逆位置の意味

ソードの10の二連水彩画:左の画は正位置の場面で、地平線に明るい金色の夜明け。右の画は逆位置の場面で、より冷たい光のなか剣が抜け落ちていく。
二つの雰囲気が転換を見せてくれます。正位置は最悪がすでに過ぎたこと、逆位置は剣がゆるんで回復が始まること。

まずカードが突きつける問いから。逆位置のソードの10はネガティブか? ほとんどの場合、いいえ――これは私が慎重に「朗報」として扱う逆位置のひとつです。支配的な読みは回復です。剣がゆるみ、男が起き上がりかけている。ただ「ほとんど良い」は「いつも良い」ではなく、希望の逆位置と行き詰まりの逆位置を見分けることこそが、ここでの腕の見せどころです。

逆位置のコアキーワード

  • 回復 ―― 最悪が引いていき、男が起き上がりかける
  • 解放 ―― 剣が抜けていき、痛みが流れ出はじめる
  • 癒やし ―― 古傷の修復。文字どおりのこと(手術、病、療養)もある
  • 生還 ―― 終わると思っていたものを、くぐり抜けてきた
  • 避けられないものへの抵抗 ―― 終わりを終わらせまいと、引き延ばす
  • 埋めた傷 ―― 奥深くに押し込んで、まだ効いていることを忘れてしまった古い痛み

逆位置の踏み込んだ解釈

一つ目の、そしていちばん多い読みは回復です。 逆さにすると剣は下を向き、自重で背中から抜け落ちていくように見える。全身を覆っていた痛みが流れ出しはじめる。これは「あなたは乗り越えた」のカードです――最悪のあとの療養、生きる気力がゆっくり戻ってくること。むごい季節をくぐってきたお客様が逆位置のソードの10を引いたとき、私は「床がふたたび立つ方へ傾きはじめた」と読みます。癒えたのではなく、回復中。この二つは違うもので、カードが意味するのは後者です。

二つ目は、より難しい読み――終わった終わりへの抵抗です。 ここでは逆位置は、相談者が最悪を完了させまいとしている姿を見せる。状況は終わっていると分かっているのに、手放さない。死んだ事業を延命させ、裏切りを蒸し返し、閉じた会話をまた開く。これが長引くほど、一つ目の読みが約束する回復は先送りになる。このモードの逆位置のソードの10は、何かが更地に育つように、そのものをちゃんと死なせてくれと求めている。二つを見分けるいちばん簡単な方法は、回復は前を向き、抵抗は後ろを向く、ということ。思考のすべてが「自分が何をされたか」の再生になっているなら、あなたは二つ目の読みのなかにいます。

三つ目は、埋めた傷です。 ちゃんと感じきらずに「乗り越えた」古い終わりが、いまの何かが瘢痕を押したことで浮かび上がってくる。ここでの逆位置は、現在の危機ではなく、終わらせきれなかった昔の危機の話です。カードは、感じることを飛ばしてきたものを、戻ってもう一度感じてほしいと求めている――埋めた傷は効くのをやめないからです。ただ暗がりで効き続けるだけで。

多くのガイドが書き、私も同意する注記。逆位置のソードの10は、文字どおりの健康の読みを帯びることがあります――手術からの回復、病からの快復、壊れたあとに治っていく体。医療に隣接する問いではこの読みを重く取りますが、必ず「タロットは診断をしない」という断りとともに添えます。


ソードの10は本物の損傷か、それとも頭が「全部だめ」に膨らませたものか

これは私が読んだほぼすべてのソードの10ガイドの盲点であり、このカードが教えてくれるいちばん実用的なことです。人気ガイドはついでのように「このカードは大げさになりがち」と触れる――話が事実より大きく語られることがある、と。そしてそのまま先へ進む。あなたが手にしているのがどちらのソードの10なのか――本物の構造的な損傷を描くものか、それとも本物だが生き延びられる痛みをソードの心が破局に膨らませたものか――を見分ける手立てを、誰も渡してくれない。カード自身が、刃の本数という道具を手渡しているのに。

本物の損傷は一本目の剣です。何かが起きた――関係が終わった、信頼が壊れた、職を失った――それは頭の中の話ではない。男は本当に地面に倒れている。

膨らみは残りの九本です。傷ついたときの心の独特の才能は、傷に戻り続けて再演し、たった一つの悪い出来事を「人生まるごとへの判決」に育てあげること。「彼が旅行をキャンセルした」が「私は愛されない、これからもずっと」になる。「企画が失敗した」が「この分野に未来はない」になる。後者の痛みと前者の痛みの比こそ、カードが測っているもの。一本刺さって、九本のコメント。

そこで私がお客様に、そして自分自身に対して使う診断法はこうです。出来事を、形容詞を一切つけず、ありのままの一文で名づける。それから、その出来事について自分が抱えているそれ以外すべてに気づく。ありのままの一文が本当に深刻で、感じている重さがそれに見合っているなら、あなたは構造的なソードの10を手にしている――損傷は本物、仕事は回復で、床に倒れている自分にどうか優しくしてあげてください。ありのままの一文が生き延びられるもので、なのに重さが押しつぶしてくるなら、あなたは大げさなソードの10を手にしている。仕事は、一本目のあとに自分の頭が刺し込んだ九本を抜くことです。

念のため――ここを取り違える人を見てきたので。大げさなソードの10と名づけることは、痛みが本物でないという意味ではありません。本物です。九本のコメントの剣は、一本目とまったく同じだけ痛む。要は、そのうち九本は抜ける、ということ。この恐ろしいカードが言える、いちばん希望のある一言です。


ソードの10――仕事と燃え尽き

これはソードの10がいちばん力を持つ非恋愛の領域で、私のキャリア占いではどこよりよく出ます。正位置では、持ちこたえすぎた末の崩壊――ついにあなたを倒す燃え尽き、何かもの不安のあとの解雇、すべてを注いだのに失敗した企画、ついに肩甲骨のあいだを刺してきた職場の力学。このカードが不意打ちであることはまれで、感じていたのに押し殺してきた何かを確定させるのです。

ここでいちばんよくお伝えするのは、重さを持つのをやめる許可です。キャリアの問いでソードの10を引く人は、すでに終わったもの――その役職、その会社、二十五歳で描いたキャリアの形――をまだ蘇らせようとしている。カードは「もう終わった」と言い、あなたの消耗こそが、それを時を過ぎても支え続けた証拠だ、と。次の一手は床から計画してください。古いものを建て直そうとしないこと。

キャリアでの逆位置は、私が見るなかでも本当に励みになるカードのひとつです――罰のような状況から軽い場所への移動、燃え尽きからの回復、最悪の一年を生き延びた安堵。プロとしての低迷から戻れるかという問いなら、逆位置のソードの10はイエス寄りです。

ソードの10――回復・心の健康・こころ

ソードは心のスートなので、私はこのカードを、古いガイドが示すより多く、メンタルヘルスに隣接する問いで読みます。正位置では、感情の底を打つことを描けます――もう下がないから螺旋が止まる、その地点。聞こえほど痛々しい話ではなく、絵のなかの静かな水こそが安堵です。危機は終点に達し、最悪を恐れる気持ちが行き場をなくしている。ここでお客様にいちばん握っていてほしいのは、底は目的地ではなく転回点だということ。男は倒れていて、彼が向き直って見ようと見まいと、太陽は地平線にあるのです。

ここでの逆位置は、回復の読みがいちばん文字どおりに、いちばんありがたく出るところ――抑うつのエピソードが晴れていく、エネルギーがゆっくり戻る、生き延びられるか分からなかった季節を生き延びたこと。タロットは専門的な支援の代わりにはなりません。この地面に触れる占いでは、私は毎回はっきりそう言います。カードは感情の天気を描くのであって、治療を描くのではない。けれど「最悪が引いていく」絵としては、逆位置のソードの10はタロットでもとりわけ分かりやすいものです。

ソードの10――恋愛と人間関係

恋愛での正位置のソードの10は、関係そのもの、あるいはその一つの形の、痛みをともなう完全な終わりです。そしてどのポジションでもそうであるように、たいていは予言ではなく確定。ここでは裏切りの読みが強い――不貞、漏れた打ち明け話、関係が立っていた信頼を崩す発覚。けれどこのカードは、悪役なしで、積み重なった重さの下にただ崩れた関係も描けます。二人とも修復できる地点を越えて消耗しきっている、というふうに。

シングルの方には、痛みのパターンが閉じることを指すほうが多い――床に置き去りにする人ばかりに惹かれてきたサイクルの終わり。何か違うものが可能になるくらい、はっきり決着して。相手が何を「感じている」のか――沈黙する元恋人が傷ついているのか本当に終わっているのか、この先二週間の行動が何を教えてくれるのか――という個別の問いについては、姉妹ページのソードの10が示す気持ちが、この意味中心のページよりずっと踏み込みます。意味のページがあえてそちらに委ねる、行動の読み解きが載っています。

恋愛での逆位置は、いつもの形で二手に分かれます。むごい別れのあとの回復、信頼のゆっくりした立て直し、古い関係の傷の癒やし――あるいは、もう少し幸せでないほうとして、終わった関係を終わらせまいとする片方。手放すより握っているほうが楽だからと、亡骸を立たせ続ける。


ソードの10 カードの組み合わせ

ソードの10 + 死神

同じではない、二つの終わり。死神は構造的――章がそれ自身の条件で完了すること。ソードの10はその閉じのなかにある痛みの底。二枚そろうと、たいていは「この最悪は過ぎた、そして章は本当に終わった」と読めます。重く聞こえて、実はタロットでもすっきりした、解放感のある組み合わせのひとつ。苦しみは底を打ち、扉はその後ろで閉じています。

ソードの10 + 塔

雷のように来た裏切り、あるいは崩壊。は突然の、構造的な衝撃。ソードの10はその余波での個人的な打ちのめされ方。私はこの組み合わせを不意打ちのまわりで見ます――どこからともなく露見した不倫、予告なしの解雇。これは速く、強く来た。そしていまあなたはその底にいる。

ソードの10 + 太陽

ソードの10が落ち着く先としては、もっとも希望のある組み合わせのひとつ。太陽は、ソードの10がただ約束するだけの夜明けそのものだからです。ソードの10の地平線の黄色い帯が、まばゆい真昼になる。二枚そろえば、回復は理屈ではない――それは来ていて、明るい。

ソードの10 + ソードの3

傷と、その傷のどん底が、順に並んでいる。ソードの3は心が砕ける瞬間。ソードの10は、その心の砕けがついに底を打つところ。二枚で、ひと巡りしきった悲しみを描きます――貫かれ、崩れ、いまは静かな水のほとり。本人が思っているより喪失の先まで来ているとき、よく出ます。

ソードの10 + ペンタクルのエース

固い地面の上での再生。ある領域の終わりが、別の領域での手触りある新たな始まりを生む――よくあるのは、キャリアや住まいの崩壊が、物質的な仕切り直しへの道を空けるパターン。エースは、ソードの10がいま均した地面に蒔かれた種で、このカードと並んで本当に励みになる一枚です。


数秘術と占星術の対応

10はスートの数の終点です――そのスートのエネルギーが完全に結論まで走りきった地点。タロット全体を通して、10はスートの最も満ちた表れで、良くも悪くも。カップの10は感情の充足があふれ、ペンタクルの10は物質的な遺産が完成する。ソードの10は心のスートが終着駅まで運ばれた姿で、心の終着駅とは、傷をめぐって回り続けたとき、崩壊です。ソードがこれ以上行ける先はない。その「数の終わり」こそ、このカードがどん底と「もう来るものは何も残っていない」安堵の両方を抱える理由です。走りきった数の列は、苦しみを延ばすことはできず、ただ完了させるだけ。

占星術では、ソードの10は双子座の太陽に割り当てられます――柔軟宮の風、落ち着きなく速く動く心の星座、ソードのエレメントがもっとも知的になる場所。明るく生き生きとした太陽をその風の星座に置き、スートの最終駅まで運ぶと、このカードの逆説が生まれます。心が燃え尽きて終わりに突き抜けるまで全力で燃え、太陽は原因にして約束として地平線に座っている。考えすぎを駆り立てたその光は、ふたたび昇る光と同じものなのです。

日本のタロット占いでは、ソードの10はたいてい「どん底」を通して読まれ、「夜明け前が一番暗い」ということわざとともに置かれます。私の先生の枠組みは、底を「判決」ではなく「出口のある場所」として扱っていました。それは、絵が最初に見せる破局よりも、このカードの本当の中身にずっと近い。


よくある質問

ソードの10はイエスのカードですか、ノーのカードですか?

正位置はノー寄り――より正確には「これは終わった」。状況が続くことを願う問いには向きません。テーマそのものが「ひとつの終わり」だからです。逆位置は、もろいイエスへ傾きます。回復が始まり、最悪が引いていき、用心深い前向きの答えが可能になる。判決としてより、「いまのこの形では、ない」として読んでください。

ソードの10はいつも裏切りを意味しますか?

いいえ。裏切りはいちばん有名な読みで――背中から刺された絵柄がそれを見出しにしている――けれどカードが描くのは、痛みをともなう完全な終わり全般です。悪役がまったくいないこともある。燃え尽きによる崩壊、消耗しきった関係、ただ失敗した企画。周りのカードを見て、剣に誰かの手がかかっているのか、それとも重さが独りでに落ちてきたのかを確かめてください。

ソードの10は悪いカードですか?

重いカードですが、絶望のカードではありません。最も大切な特徴は地平線の夜明け。最悪は起きた、つまり「これ以上どれだけ悪くなるのか」という恐れは止められる、ということ。お客様の多くが、ようやく身構えるのをやめさせてくれたカードだと言います。底は痛いけれど、床からは落ちようがない。

ソードの10は死を意味しますか?

文字どおりに、はほとんどありません。そして私は、肉体的な死についての問いでどのカードも読みません。ソードは心とコミュニケーションを司るのであって、生死ではない。このカードが意味するのは、章やパターンや局面の比喩的な終わり――どん底であって、危害の予報ではありません。文字どおりの死を心配してこれを引いたなら、その心配は、カードのメッセージというより、心が刺し込んだ九本の余分な剣であることのほうが多いでしょう。

ソードの10の逆位置はどういう意味ですか?

たいていは回復――剣がゆるみ、最悪が引き、男が起き上がりかけること。それより少ない読みとして、終わるべき終わりへの抵抗、あるいは埋めた古傷がついに感じられるために浮かび上がってくること。見分けは向きで――回復は前を向き、抵抗は後ろを向く。逆位置は、肉体的な癒やしや療養という文字どおりの意味を帯びることもあります。

ソードの10ばかり引いてしまうのはどういう意味ですか?

たいてい二つのどちらかです。本当に崩壊のただ中にいて、カードが続いている底を名づけている場合――この反復は新しい悪報ではなく確認です。あるいは、ある終わりを終わらせまいとしていて、あなたが支え続けるかぎり状況が完了できないからカードが戻ってくる場合。そのものをちゃんと置けたか、自分に問うてください。置けているなら反復は安心の合図、置けていないなら圧力です。

ソードの10は恋愛で何を意味しますか?

正位置は、関係そのもの、あるいはその一つの形の、痛みをともなう完全な終わり――しばしばすでに感じていたことの確定で、ときに裏切り、ときに双方の崩壊。シングルの方には、傷つくパターンの締めくくりを示すこともあります。逆位置は回復と信頼の立て直しへ傾くか、ときに片方が終わった関係を終わらせまいとすることを指します。


おわりに

ソードの10はもっとも恐ろしいマイナーアルカナの絵柄でありながら、実際に引くと最も危険の少ないカードのひとつです。現れるころには、最悪はもう過去形になっているから。災いを予言するのではなく、床を報告する――そして床は、その痛みすべてを抱えてなお、墜ちることがついに止まる場所なのです。

もしこれを引いたなら、意味を決める前に一つだけしてください。実際に何が起きたかを、形容詞を一切つけず、ありのままの一文で書き出す。それから、その出来事について抱えているそれ以外すべてを見る。ありのままの一文が、あなたを倒した一本の剣。それを超える重さはすべて残りの九本で――その九本は、一本目と違って、今日から抜きはじめられます。地平線の太陽は、いつかの約束ではありません。もう昇っている。あなたがまだ顔を向けていないだけです。


ソードをさらに読み進めるなら、このカードが誰かの気持ちと、その人の今後二週間が明かすことについて何を語るかはソードの10が示す気持ちへ。終わりを比べるなら死神もどうぞ。

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